INTERVIEW

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中居 賢太

社長とは前職からの同僚で、創業メンバーの1人。創業時からエンジニアとして活動している。
現在は、開発チームのリーダーとしてメンバーの業務管理も担当。お客様の要望を正確に捉え、満足以上の結果で応える事を大切にしている。

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創業当時から仲間同志で和気あいあい、少しずつ会社らしく

オールスマートには、創業時からエンジニアとして在籍しています。社長の吉峰とは、設立前に勤めていた会社の同僚でした。現場が一緒になることが多かったので、いつか独立するという話は前から聞いていました。そのため実際に起業すると聞いたときも、びっくりはしませんでしたね。

私としては元の職場にそんなに愛着があったわけでもなくて(笑)、声をかけられたので「じゃあ、いこうかな」くらいの気持ちでした。スタートしたころは、ただ仲の良い人たちで集まって、楽しく仕事している感じでした。数年たって人が入ってきても、やはりメンバーの知り合いなどでしたので、あまり会社という感じではなかったですね。

創業からしばらくは、もとの会社で関わったプロジェクトをそのまま引き継いでいましたので、仕事内容も前と変わらず。その後、リピートをいただくようになり、ご紹介の仕事も増えていくようになって、徐々に業務を拡大してきました。

会社が大きくなるとメンバーだけでは手が足りなくなってくるので、中途採用や新卒を迎えるようにしたのが3〜4年くらい前のことでした。新しい人が増えてきたここ最近は、なんだか会社らしくなってきたなと感じています。

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1番大変なのは人の育成 相手が何がわからないのかが全然わからない

現在、社内ではエンジニアと、後進育成を含めたマネジメントを担当しています。オールスマートには部・課がないので、組織がうまく回るようにチームや仕事を調整していくのが私の仕事です。

1番大変なのは、育成ですね。まず、相手のわからないことがわからない。何がわからないかというと、そもそも相手が育ててほしいのかもわからないし、どう育ててほしいのかもわからないし、どのくらいまで育ててほしいのかもわからない。つまり、一口に教えるといっても、どのくらい手助けしてあげればいいのかのさじ加減が、さっぱりわからないです。

一般的に、エンジニアはクライアント先が仕事場になることが多く、縦横の人間関係がとても希薄になりがちな職業です。自分を振り返ってみても、新人の時に基本的なことを教えてもらったら「はい、現場」という感じでした。あとは経験を積み、調べてもわからないことは先輩や上司に聞き、そして経験を積む………の繰り返しだったので、そもそも育成や指導をされた記憶がないです。だから「育成」は結構難しい領域のことだと感じています。入ってきた方も大変でしょうが、育成するこちらも手探りの毎日です。

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思ったことを正確に相手に伝える能力は、技術力と同じくらい大切

私はエンジニアという技術職の人間ですから、基本的に1人でやりたいという気持ちがあります。全部自分でやった方が、あきらかに早くて正確ですからね(笑)。

でも、人を育てるには気持ちをグッと堪えて、若い子に経験させる必要がある。その人にとっては全然知らないことですから、まずは教え、やってもらうを繰り返す。最近は宿題を出し、みんながどんなのを作ってくるかな~、と楽しみに思えるようになりました。

創業時からずっと、私はこの会社の会社っぽくないところを気に入っているのだと思います。人との距離が近くて飲み会が多く、社長を含めて会話が多いのは、昔から変わっていない。意識したわけではないけど、いつの間にか、それがうちの文化になりました。

エンジニアの仕事はコミュニケーションが取れないと進められないので、思っていることをちゃんと伝えられる能力は、技術力と同じくらい大切です。だからこの社風は、仕事をする上でとても良い環境だと思います。

そしてこれは育成についても同じだと思います。私たち上役はフレンドリーに接していると思っていても、若い子はそう思ってくれてないかもしれない。まだまだ、私たちは育成についてわからないことだらけです。育成に関した問題を解決するためにも、さらに縦横のコミュニケーションを増やす必要があると思っています。

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エンジニアとして大切なことは「コミュニケーション」の一言に尽きます

これからエンジニアを志す方々に伝えたいのは、ソースコードを書けるようになることがエンジニアのゴールではないことです。たしかに、私たちの仕事はITを使ってサービスを創ることです。しかし、技術は人に見せるためのものではなく、あくまでお客様や社会に対してのサービスを創るためのものということを忘れてはなりません。

こういう視点を持つと、コミュニケーションの大切さがわかってくると思います。同期だけ、チームだけなどの小さな世界では、得られる知識や情報に限界がある。だから、縦横の垣根を越えて何でも聞いてほしいし、その方が成長も早い。質問をしてもらって初めて、その人が今どのレベルにいるか、何に立ち止まるのかがわかり、適切なサポートをしやすくなります。

一般論ですが、エンジニアとして一人前になるのに最低2年間、プロになるなら5年間は必要なことを前提に、より多くを吸収しようとしてください。その方が仕事も楽しいし、いろんな経験を持ったエンジニアになれますよ。ちなみに、私たちが独立したときは全員が10年以上の経験者でした。

未経験でも、働くことを楽しめる方であれば、うちの社風には合うと思います。まずはイベントなどに来て、居心地の良さを確かめてみてください。